清水の舞台から本当に飛び降りた人がいた

思い切って大きな決断を下すことを「清水の舞台から飛び降りる」といいますが、江戸時代には本当に清水の舞台から飛び降りた人たちがいたそうです。

『清水の舞台』とは、京都・清水寺の本堂のことで、山の斜面にせり出した部分が『舞台』と呼ばれています。
139本のケヤキの柱によって支えられている『舞台』は高さが約13mあり、これは4階建てのビルに相当します。
現在の本堂は、1629(寛永6)年の火災によって焼失後、1633(寛永10)年に徳川家光の寄進により再建されたものです。

そして実際に飛び降りた人の数ですが、記録が残っていた1694年から1864年の間で、なんと234人!生存率は85.4%という驚きの確率です。
昔は今と違って木々がもっと生い茂り、山の土も柔らかかったために無事な人が多かったようです。

清水の舞台から飛び降りる理由は、願掛けのまじないの一種でした。
恋人と結ばれるように、病気が治るように。飛び降りて生きていれば願いが叶うと信じられていました。
仮に息絶えても本尊の観音菩薩が成仏させてくれるというアフターフォローつき。

事の始まりは、実際に何かの理由で自殺を図って飛び降りた人が生き残って願いが叶ったとも、元禄年間に人気だった歌舞伎の演出から、清水の舞台から願をかけて飛び降りて命が助かれば恋が叶うという風評があったからともいわれています。

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